「工事報告書」


平成29年9月30日
担当者名:森本 正敬

発 注 者 前橋市 水道局 下水道施設課
工 事 名 天川ポンプ場 圧送管地震対策工事(国ポ地震第1号)
工   期 平成28年9月20日〜平成30年2月28日
施 工 場 所 前橋市天川町ほか6か町地内
施 工 協 力 (有)ジョーシンプロデュース
設計コンサルタント担当 (株)オウギ工設
そ の 他 -----


管   径 φ1200 mm
管   種 JB52・JB51・中押管
工   法 CMT工法 (ローラー型ヘッド・玉石、長距離対応)
延長・曲線
延長 推進延長 L=1125.977m 昼夜間施工
曲線 R=500・100 (2箇所)
勾配 下り3.2‰
主たる土質 発進〜846m:礫混じりシルト質砂(前橋泥流層)
846m〜到達:玉石混じり砂礫(最大礫径φ800)


コメント: 粘土質砂礫区間から玉石・砂礫区間を掘削する超長距離推進工事です。
施工条件としては、前橋駅に近く市街地のため発進ヤードに防音ハウスを設置し昼夜間施工となってます。また、超長距離推進の実績、低土被りでの玉石層の推進及び地盤の急激な変化に対応可能なCMT工法の採用となりました。
実施工計画では、坑内の推進管横引き設備としてトラバーサー装置の採用、玉石地盤対策として掘進機後列にセミシールド胴をオプションで投入、また圧気併用で面板開口部調整(ビット交換含む)が可能な掘進機機構としました。
施工においては、前橋泥流層内で転石が所々点在していたが低推力を維持し推進。誤算だったのは、玉石地盤が予定より150mも早く出現し、日進量が大幅に下がり当初の工程から大きく遅れたことでした。早急に掘進機を玉石仕様に変更し土量制御を徹底管理、懸念事項であったR=100区間も難儀ではあったが精度よく通過して低推力・高精度で無事到達しました。
写真等

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