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今工事のCMT工法採用の経緯として、前回工事で他工法にて掘進途中に障害物(H鋼?
鋼矢板?)に遭遇し推進不能に陥ったため、障害物に対応可能な工法として採用された。
現場はJR千葉駅に近く市街地(繁華街)での施工で、発進立坑内に地下埋設物も多数あり
推進仮設計画も熟考を要した。また、推進管路の近接にモノレールがあり基礎との水平離隔も約1.6mと接近しており、かつ障害物に遭遇する可能性のある工事であった。
結果的には、障害物に当たることもなく、また懸念していたN値の低い軟弱地盤でのR=60の
急曲線にも問題なく対応でき(中折れ2段方式)、精度も元請社内規格値内で到達できた。
CMT工法の特性の1つである障害物撤去は今回工事では出番がなかったが、急曲線には
十分対応できることが証明できた工事であった。 |